ロボアドは最強のサービスか?

こんにちは。似非教授です。

 

最近、読んで面白かった書籍を紹介します。

 

『元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法

 

元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法

元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法

 

 

要するに、WelthnaviのCEO柴山さんが、なぜ会社を立ち上げたのかを、海外の投資のスタンダード「長期・積立・分散」を踏まえて話している、だけの本なんですが………。

 

ですが、当時のアメリカの投資と日本の投資がまったく違い、特に日本の投資が遅れていることを痛感したところは、今も通じるところがあり。

アメリカではプライベートバンクが一般的で、任せることでアメリカ人は投資による利益を得ているのに、日本では同じことができない。しかも、プライベートバンクがやっていることは、けっして特別な投資ではなく、先に出てきた「長期・積立・分散」をやっていただけ、らしいです。

 

話に共感できたし、面白かったので、読んですぐにWelthnaviに口座を開設してしまいました(笑)。

 

すでにTHEOにも口座を持っている身としては、ロボアドで万事解決か、と言われると難しいところ。

本書でも言っていますが、「人間は急激に価値が下がると売りたくなってしまう」という悪魔の誘いに、どう抗うかが資産を増やすコツです。逆に言えば、この誘いに乗らなければ、ロボアドでなくても、個人で同等のことは再現できてしまう。

(だって、ネット証券とかで普通に積立設定をやればいいので)

 

実際、私もネット証券で投資信託を積み立てていますが、下がっても売らず、上がっても喜んで追加投資せずやっていたら、3年で20%近いプラスになりました。まあ、2018年末の大暴落で、ほとんどなくなりましたが(泣)。THEOもだいぶ資産を減らしましたし。

 

もちろん、FinTechの一つとして、ロボアドは今後も成長していく一つだと思います。

 

ただ、WelthnaviはVTIというETFをメインに銘柄を構成しています。これはアメリカ上場企業の99%をカバーするインデックス投資です。投資信託で言えば、S&P500が一番近いかと。

 

そうしたときに、Welthnaviが手数料1%に対し、一番安いS&P500の投資信託「大和-iFree S&P500インデックス」が信託報酬0.243%。この差は長期保有すると、かなり大きいと思います。

 

もちろん、WelthnaviはVTI以外にも投資しますし、機能もあるので、単純には言えません(リバランス機能があったり)。また、お金を殖やすことを目的に、手間をかけたくない、というのであれば、ロボアドはサービスとして優れています。

 

私自身もロボアドがどれだけのものかを知りたいので、THEOとWelthnaviは今後も続けていく予定です。

 

ロボアドは投資の救世主になるのか?